隙間5分の“小掃除”で、気の巡りがいい暮らし。
掃除・片付け上手で知られる藤原美智子が掃除と美しさの関係や無理なく続く日々の掃除術を語ります。

家の気を澱ませないための“小掃除”
私はもともと大の掃除好きというわけではないんです。家の中の気が澱むのが嫌で、その嫌なことを取り除くための手段として掃除をしているの。だから優先しているのは空気を循環させること。朝起きたらすぐに各部屋の窓を開けて空気を入れ替え、使わない部屋のドアも開ける。あるいは、クローゼットや棚にはモノを詰め込まず、余白を作ることを意識しています。空気の通り道に埃があったり、いらないものが多いと空気が澱むように感じるので、掃除機をかけたり拭き掃除をしたり、ものの整理整頓をする、という具合です。
きれいな人は、暮らしの気が巡っている
前回のコラムで、きれいな人の醸し出すオーラについて少し触れたけれど、オーラって、つまりすなわち気が巡っていることだと思うんですね。いくらきれいにメイクやおしゃれをしても、家の中の気が巡っていなければ、オーラは表れない。そのためにも、体も思考も家も、澱みをなくして巡りを良くすることが大切だと捉えているんです。
とはいえ、ミニマリストやきれい好きじゃなくても、自分の住まいや暮らしが好きで満足しているのであれば気は巡るだろうし、反対に「本当はこうしたいのに」というモヤモヤとした思いを抱えながら暮らしているのであれば、気は澱んでしまう。要は気が巡っている・巡っていないの違いは、自分自身が現状に満足してるかどうかなのかもしれませんね。
自分の性格と隙間時間をうまく使って
私の普段の掃除スタイルは、隙間時間でちょこちょこ派。というのも、私はまとまった時間があると掃除よりも自分の好きなことに時間を使っちゃうから。それに、忙しい時に隙間時間で掃除をしたほうが「よし、この5分でやるぞ!」と気持ちが燃えて、集中できるタイプなんです。
そういう自分の性格を大いに活用して、「出かけるまであと5分!」という状況にあえて掃除をすることも。「今、5分でできることは何だろう?」と瞬時に考えて、「1階のトイレ掃除をやろう」「階段に掃除機をかけよう」「ティッシュを濡らして床のゴミを取ろう」と、時間と場所を細かく区切って掃除します。そんなふうに、5分、10分と隙間掃除を積み重ねて、一週間で家全体の掃除ができればOKということしているんです。

“やったこと”リストで達成感を
掃除だけじゃなく、庭仕事も洗濯もそう。私は家事のほぼ全てを隙間時間でこなしています。そして、タスクが終わったら必ず手帳アプリにメモするのがマイルール。「トイレ掃除完了」「お風呂掃除完了」「シーツのアイロンがけ完了」というふうに、“やったこと”リストを書き出して、1日の終わりに達成感を味わい、頑張った自分を褒めます。家事ってやり始めるとキリがないし、誰にその成果を見せるものでもないけれど、自分に報告して満足して褒めることで、ぐっと効率よく楽しくできるようになるんです。
憧れのライフスタイルを目指して
そんなふうに隙間掃除をしている私ですが、実は密かな夢があるんです。それは、朝起きたら家じゅうを雑巾掛けして、きれいに拭き清めること。今の生活ではその時間を原稿書きに充てているので、まだ実現できていないけれど、いつか朝から家じゅうを拭き清めるようなライフスタイルにしたい。そんな希望を抱きつつ(笑)、今日もちょこちょこ掃除をして、気の巡りと達成感を味わっています。今後はMICHIKO.LIFEでも、日々の掃除が楽しくなるようなアイテムを取り扱う予定ですので、楽しみにしてくださいね。

Photo(Portrait):Sachiko Horasawa Text:Sachiyo Kamata
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