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手軽な模様替えで、住まいに春を呼ぶ【キッチン編】

手軽な模様替えで、住まいに春を呼ぶ【キッチン編】

 

新生活が始まる人も、そうでない人も、インテリアを更新したくなる4月。手軽に取り入れられて住まいも気分も一気に春めく藤原流の模様替え術をご紹介。前回の【リビング編】に続き、【キッチン編】をお届け。キッチンに立つたびに心躍る、お気に入りのアイテムとは。

 

気分も景色も変える、上質なキッチンクロス

 

――新生活が始まる春は、調理器具や食器、カトラリーなど、キッチン周りの小物を新調するのにもいい時期ですね。

そうですね。なかでも一番手軽なのは、キッチンクロスかなと思います。キッチンでは割と地味な存在ですけど、毎日、朝昼晩と使うものだし、常に吊り下げておくから意識しなくても必ず目に入ってきますよね。だから、キッチンに立つたびに、おしゃれなクロスがかかってると、それだけで気分が上向きになるはず。それに、キッチンクロスはホームパーティなどで、ちょっとこぼした飲み物やテーブルの水滴を拭き取る時などに、「これ使って」と来客に手渡す機会も多いアイテム。その時に手触りのいいクロスだと、相手も気持ちよく使えると思うんです。

 

ーー来客の多い美智子さんならではの気づきですね。

キッチンクロスは消耗品だからプチプラでもいいかなと思いがちだけど、やっぱりプチプラだと、すぐにくたびれてみすぼらしい感じになってしまうんですよね。でも、上質なリネンのものだと、使えば使うほど柔らかくなって、くたびれるのではなく、いい風合いになる。使い込んだ時に、大きな差が出るんです。だから消耗品と捉えがちなキッチンクロスこそ、ちょっと奮発した方がいいんじゃないかなと思います。上質な素材は、驚くほど長持ちしますしね。

 

使うほど風合いが増し、生活の質を高めてくれるリネン

 

ーーキッチンクロスは頻繁に買い換えるより、いいものを長く使うほうがお財布にも環境にも優しい、と。

 

いい生地の洋服がすごく長持ちするのと一緒ですよね。長く使っても風合いが出て、安っぽくならない。生活においては、お金をかけなくてもいいところと、かけたたほうがいいところがあるけれども、私は生地には、ある程度お金をかけてもいいじゃないかなって思っているんです。

 

――MICHIKO.LIFEではライフスタイルアイテムとして、上質なリネンを使用した「キッチンクロス3枚セット」を取り扱っています。こちらは美智子さん自らセレクトされたものですよね。

 そうなんです。私のお気に入りのリネンブランド「fog linen work」に直接交渉し、作っていただいています。このキッチンクロスはFogのロングセラーアイテムなんですが、初めて使った時に、グラスの水分が一度できれいに拭き取れて感動したんです。吊り下げておけばすぐに乾くし、それだけでキッチンがおしゃれな雰囲気になる。使えば使うほど柔らかくなって、手触りも本当に気持ちいいんです。これは生活の質をぐっと高めてくれるアイテムだと思ってセレクトしました。皆さんにぜひ使ってみていただきたいです。

 

拭いたり、包んだり。幅広く使えて、長く愛用できる

 

――美智子さんはリネンのキッチンクロスをどんなふうに使っていますか?

もちろん食器を拭くのに毎日使っています。手触りも吸水性も速乾性も抜群だから、食器拭きが楽しくなるんです。あとは、ピクニックに出かける時にパンを包んだり、ワインボトルの水滴を拭いたりと、家の中でも外でも活躍します。この間、食器の取材があったんですが、小さな器はこのリネンクロスに11つ包んで現場に持っていきました。「このキッチンクロスいいですね」って関係者に言われて鼻高々になりました(笑)。

 

――リネンの風合いはナチュラルだけれど、人の心を惹きつけますよね。

 私は布地の中でも特にリネンが大好きで、キッチンクロスの他に、テーブルクロスも集めているんです。仕事や旅行でヨーロッパに行った時にはリネンクロスをお土産に買ってきたり、20代の頃にパリのクリニャンクール蚤の市で手に入れたアンティークのリネン生地をいまだに使っていたり。リネンって耐久性が高いから、すごく長持ちするんですよね。最初はちょっと高いかなと思っても、必ず元が取れるから投資価値大()。使い込むうちに風合いが出て、愛着が増して、暮らしの質を高めてくれる……そんなライフスタイルアイテムと新生活をスタートして、一緒に月日を重ねていくのも素敵ではないでしょうか。

 

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