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大人婚の魅力と、わが家のパートナーシップ【後編】

大人婚の魅力と、わが家のパートナーシップ【後編】

 

131日の「愛妻の日」にちなみ藤原美智子が大人婚の魅力やパートナーシップについて語るコラム後編。夫婦の共通項と家事の分担について伺いました。

 

センスと料理好きは共通。共同作業でチームワークを深めて

 

――前編では夫婦円満の秘訣として、素直さ・感謝・ユーモアを挙げられていましたが、それ以外に大切だと思うことはありますか?

センスは生活をともにしていくうえで大事なことの一つかなと思います。わが家は夫がファッションデザイナー、私がライフスタイルデザイナーの仕事をしていて、それぞれ美しさにこだわりはあるけれど、美的センスがもともと似ているので、一緒に暮らしていても、うまくいくのかなと思います。物事の考え方は違っていた部分もあったので、それは喧嘩しながら歩み寄っていったけれど、美的センスは最初から似ていたので、何かモノを選ぶときに意見がぶつかることは少ないですし、それによって一緒に楽しめることは多いように思います。

 

――美智子さんはご夫婦でお料理も一緒に楽しんでいますよね。

夫はもともと料理がとても上手なんです。義理の弟はさらに上手でシェフみたいなの。だから、義理の弟の別荘に行くと、私と義理の妹は座っておしゃべりしながら料理が出てくるのを待っています。厨房は男子にお任せです()

 

――インスタにアップされている「♯夫週末料理」も毎回とてもおいしそうで、羨ましい限りです! 美的センス同様に食の好みも重要ですが、料理でもめることはないですか?

一緒に暮らし始めた当初は、もめていましたよ()。私はヘルシーな料理が作りたいけれど、夫はまだまだガッツリとした男子料理を食べたい年頃だったので()、食材選びや味付けなどで、揉める事がありました()。何度も喧嘩しながらキッチンに立ち、テーブルを囲み、互いの味覚をすり合わせてアレンジしながら、“わが家の味”を作っていったという感じです。一緒に味噌を仕込んだり、おせちを作ったり、ホームパーティの準備をしたり、共同作業をしていくなかで、チームワークが深まっていったという感じですね。

 

家事は“フェア”にこだわらず、得意分野を無理なく分担

 

――家事はどのように分担していますか?

料理は最初交代で担当していたけれど、今は夫が主役で、私はアシスタントの立ち位置です。買い物は一緒に行くけれど、掃除・洗濯、その他もろもろの細かい家事は私が担当。庭仕事は芝刈りや力仕事以外は私が担当しています。それぞれ得意なことを担当しているという感じでしょうか。

 

――家事分担がフェアであることにはこだわらない、と。

家事は得意・不得意があるし、それぞれこだわるポイントは違うので、50:50にするのは逆に面倒くさくなったり、不幸せの元に()なるのではないでしょうか。わが家の場合、夫は食器を「拭く」よりも「洗う」方が好きなので、そちらを担当してもらったり、掃除や片付けが苦手なので私が引き受けたり。互いに無理をしないのが一番かなと思います。

 

自分が言われてうれしい言葉は惜しみなく相手に伝える

 

――互いに「やってくれて、ありがとう!」で、気持ちよくスムーズに家事を回していきたいですよね。

 

「ありがとう」の言葉があれば、夫婦って、なんだかんだうまくいくような気がします。特に男性はオーバーリアクションじゃないと、なかなか伝わらないみたい。だから、私は夫に対して「すごいね〜!」「なるほど!」「それ、いいね!」って、ちょっとオーバー気味に感謝を伝えたり、褒めたりして、密かに“教育”してきました()。褒められると人ってやる気が出ますからね()。自分が言われてうれしい言葉は惜しみなく相手に伝える。これって結構大事なことだなと実感。夫婦の形はいろいろですが、わが家は素直さ・感謝・ユーモアを大切に、これからも仲良く暮らしていけたらなと思っています。

 

 

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