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新しい年、「やりたいこと」に一歩踏み出す勇気を

新しい年、「やりたいこと」に一歩踏み出す勇気を

 

2023年も残りわずか。藤原美智子が今年1年を振り返り、新年に向けてポジティブなメッセージを送ります。

 

「時間がない」から卒業。本気でやろうと思えば、なんとかなる

 

――2023年は美智子さんにとってどんな1年でしたか?

昨年ヘアメイクアップアーティストを引退したのですが、ヘアメイク以外の仕事は継続しているので生活自体はそれほど変わっていないんです。ただ、一つ大きく変わったのは、自分の中の優先事項。2023年は自分の中でバレエが最優先になって、とにかく一生懸命レッスンに通った1年でした。自分の中の「やりたいこと」を思い切って最優先にできたことが、今年一番の収穫だったかなと思います。

――日々「やるべきこと」に追われて「やりたいこと」を最優先するのはなかなか難しいことでもありますね。

仕事や子育て、親の介護など、人それぞれに制約はあると思います。もちろん、私自身にも。でも、「時間がない」と言っていたら、ずっと時間がないままになってしまうと思うんですよね。「やろう!」と覚悟を決めないといつまでもできないし、一度決めてしまえば意外とできてしまう。本気でやろうと思えば、なんとかなる! そう確信した2023年でした。

 

バレエのために筋トレも開始。体を動かすと、日常がいい方向に回る

 

――美智子さんの言葉に背中を押されて、私もずっとやりたかったランニングを始めました。マラソン大会にエントリーして覚悟を決めたら(笑)、忙しくても意外と走れるものなんだと気がつきました。

そうなの! 「時間がない」と言っていたら、本当に時間がないまま、あっという間に時だけが過ぎていってしまうんですよね。何事も、いくつになっても、「やりたい!」と思った時が始めどき。私はランニングを50歳で、バレエを60歳の終わり頃から始めました。2023年は、大好きなバレエのレッスンに集中できて心身ともに充実した1年になりましたし、バレエには筋肉や体幹が大事だと気づいて、秋からジムにも通い始めました。

 ――バレエ上達のために、ジム通いも始めたんですね!

時間を見つけてはジムに行って、マシンでの筋トレに励んでいます。2024年はバレエのレッスンとジム通いをしっかり続けて、今まで以上に身体づくりに取り組みたいです。だってね、筋肉がつけばつくほど体がラクに動くし、やる気もどんどん湧いてきて、日常がいい方向に回っていくのがわかるので、やらない手はないですもの。

――まさに「運」を「動かす」と書いて「運動」ですね。

なるほど! 確かに、運動するとストレスが解消されて心を安定させるホルモンが分泌されると言われているし、フィジカルを整えることはメンタルを整えることにつながっていますものね。2024年をハッピーに過ごすためにも、やりたいことに一歩踏み出して、心も体もどんどん動かしていきたいですね。

 

美しい初日の出と、マインドマップで気持ちを新たに

 

――毎年、年末年始はどんなふうに過ごしていますか?

下田の家で夫と一緒におせちを作って、元旦は家族でのんびり、2日は友人たちを招いて楽しく、3日は初詣に行くというのが恒例です。初日の出は近くの浜辺まで歩いて拝みに行きます。寒さに震えながらも(笑)、地平線から昇る美しい初日の出を見るとやはり感動しますし、気持ちが新たになりますね。 

――ご夫婦でおせち作りも素敵ですね。

以前は1から10まで全て作っていたんだけど、さすがに大変になってきて、最近は市販のものもうまく取り入れています(苦笑)。その年々で手作りするものは変わるけれど、紅白なますやたたきごぼう、お雑煮、煮豚は欠かしません。お雑煮づくりは私の担当。鶏肉と干し椎茸で出汁をとった醤油ベースの関東風雑煮です。煮豚は義理母から受け継いだレシピで夫が作るの。それぞれの家庭の味を持ち寄ったお正月料理がわが家の定番です。

 ――今年も、元旦に「マインドマップ」を作るご予定ですか?

もちろん! 元旦に新たな気持ちで1年の目標を立てて、それを達成するためのマインドマップをつくると、「今年も一年楽しもう!」という気持ちになります。みなさんも、素敵なクリスマスとお正月をお迎えください!

 

Photo:Sachiko Horasawa
Text:Sachiyo Kamata
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