自分をいたわる、夜の美容ルーティン
藤原美智子さんが18年間、毎日欠かさずに行っているというモーニング&ナイトルーティンについてインタビュー。前回のモーニングルーティンに続き、今回お届けするのはナイトルーティン。1日の緊張をほぐし、深い眠りに導くための習慣とは。
スチーム泡パック&マッサージでじっくりと癒す。
――美智子さんのナイトルーティンについて教えてください。
藤原:夜はMICHIKO.LIFEの「フェイシャルクレンズ」でクレンジング、「クリアペースト」で洗顔した後、朝と同じように「スパークロイドミスト」を吹きかけ、「スパークロイドエッセンス」で泡パックします。使うアイテムは朝のルーティンと同じですが、夜はパックしたまま湯船に浸かるのがポイント。スチームの効果でエッセンスが浸透していくのを待ちながら、時事系のYouTube動画で世の中のいろいろな情報を見ます。夜も湯船に浸かるのは12分くらいと短め。入浴剤はその日の気分で、バスソルトを入れたり、庭のハーブを束にして入れたり。見た目はちょっとワイルドだけど(笑)、つみたてのハーブはすごくいい香りがするんです。
――夜のお風呂上がりはどんなケアを?
藤原:夜は、スキンケアとスキンケアの合間に、簡単なフェイスマッサージをします。1つ目は、眉頭の下側を親指で押すマッサージ。2つ目は、黒目から下の縦ラインと小鼻の横ラインが交差する頬骨の下を、斜め上に押すマッサージ。3つ目は、耳の付け根を挟んでグルグルと回すマッサージ。最後に、頭皮マッサージ。スマホやパソコンで脳や目を酷使していると、頭皮ってどんどん硬くなるし、ハチも張ってくるので、1日の終わりにごく軽い力で呼吸に合わせながらマッサージします。目も脳も休まってすごくリラックスできます。
メディカルソックスを履き、せせらぎを聴きながら入眠。
――朝はスキンケアの合間にストレッチ、夜はマッサージと分けているんですね。
藤原:朝は脳と体を目覚めさせたいのでストレッチ、夜は疲れを癒したいのでマッサージという感じです。最近はマッサージガンも使っていますね。いろいろなメーカーのものがあるけれど、私はアーム付きのものを愛用。背中や腰のコリもほぐせるから、すごく便利です。マッサージの後は歯磨きをして、21時半にはベッドに入ります。寝るときは「メディカルソックス」を履いて、寝ている間にむくみケア。締め付け感がないから一晩中つけていられるし、朝起きると脚がすっきりしていて軽やかなんです。
――21時半にベッドに入って、すぐに眠りにつけますか?
藤原:ベッドに入ったらYouTubeで川のせせらぎ音を聞くのが私の入眠ルーティン。子供の頃からせせらぎ音が好きで、心がとても落ち着くんです。イヤホンで川のせせらぎを聞いていると、心地よくて、たいてい寝落ち (笑)。ベッドに入って10分~15分くらいで眠りに入っているかも。21時45分くらいに寝て、朝5時くらいには自然と目が覚めるという感じです。
パーツケアも習慣化。さっとできる工夫が大切。
――首やひじ、手などのパーツケアは何かしていますか?
藤原:週に1〜2回、クレンジング後に「スパークロイドパック」を使って角質ケアをするのですが、顔全体に塗っても余るほどたっぷり入っているので、首やひじ、手など気になる部分にも伸ばしてパックしています。
かかとはガラス製のやすりで定期的に、お風呂上がりの角質が柔らかくなっているときに削っています。少し荒めのやすりで削ってから、細かいやすりで仕上げるときれいになりますね。その後、かかと用の保湿クリームを塗っています。
――手も爪も滑らかで、本当にきれいです。
藤原:爪は子どもの頃から、美容師だった母がやすりでラウンド型に整えてくれたので、ケアしやすいですね。スクエア型もいいけれど、指が長くきれいに見えるのはやっぱりラウンド型なので、その点は母に感謝しています。長年ヘアメイクの仕事をしてきたから、手荒れしないように、食器を洗うときは必ずゴム手袋をするのも習慣になっていますね。ジャストサイズだときつくて面倒になってしまうので、ワンサイズ大きめのゴム手袋をキッチンの手の届く場所に置くのがポイント。そうするとコップ一つ洗うときでもさっと手にはめやすいので習慣にしやすいですよ。
――ルーティンを続けるには工夫が大切なのですね。
藤原:美容も運動も学習も全てに共通するのですが、ルーティンをつくるには、ささっとできるように工夫することが何より大事。毎日の小さな工夫の積み重ねが美しさや心地よさに確実につながっていくので、ルーティンはこれからもずっと大事にしていきたいですね。