大人の肌をきれいに見せる、日焼けメイク。
バカンスシーズンもあと少し。日焼けはしたくはないけれど、夏らしい健康的な日焼け肌にも憧れる……そんな人も多いのでは。そこで、今回は藤原さん流の紫外線対策と、メイクで手軽に日焼け肌を楽しむテクニックを教えていただきました。
UVケアはシンプルに。日焼けを必要以上に怖がらない。
――藤原さんは長年東京と伊豆下田の二拠点生活をされていて、バカンスシーズンは海辺で過ごす時間も長いと思います。夏はどのような紫外線対策をされていますか?
藤原:顔にはMICHIKO.LIFEの「エッセンス・UVグロウ」を塗っています。紫外線吸収剤不使用で、SPF50+ PA+++だから夏の強力な紫外線をしっかりガードしてくれる頼もしい存在です。手の甲や腕、首筋などのボディは色なしのUVクリームをまんべんなく塗って、髪をまとめて帽子をかぶるというのが夏のお出かけ時の基本スタイル。庭でガーデニングをするときはロングスリーブのTシャツを着て、手袋をします。
――日々の紫外線対策はシンプルなのですね。
藤原:紫外線は肌への影響が大きいからきちんとケアはするけれど、必要以上に日焼けを怖がってはいないですね。完全防備できたとしても見た目が暑苦しいのはスマートではないと思いますし、美容のためだけに生きているわけではないですから。日焼けを怖がってやりたいことを制限するよりも、季節を感じて人生を楽しみたいし、その方が人生が豊かになると思っています。
ブロンズは顔の外側に、ゴールドは中心に
――「季節を感じる」という意味では、メイクで日焼け肌を楽しむという方法も以前から提案されていますね。
藤原:大人の女性のツヤのある日焼け肌メイク、ヘルシーで素敵だと私は思います。しかも、とても簡単。いつものメイクの上に、ブロンズ色のフェイスパウダーと、ゴールドパールが含まれているハイライトパウダーをのせるだけでいいんです。
――ブロンズパウダーの使い方、ぜひ教えてください。
藤原:いつものメイクの仕上げに、シェーディングブラシでブロンズパウダーを頬やこめかみ、髪の生え際、フェースラインなど顔の外側にささっと塗ります。顔の外側にブロンズ色を塗ると、簡単にナチュラルな日焼け感が出て、顔が引き締まって見えるんです。通常のシェーディングよりも頬の内側に少し入れて、チークもブロンズ色にするのがポイントですね。
――ゴールド系のハイライターはどこにのせますか?
藤原:ハイライトブラシを使って、まぶた、頬のS字カーブ、おでこ、鼻筋、顎先にのせます。これだけで健康的な夏肌の印象になりますし、ブロンズパウダーのシェーディング効果と合わせることで顔に立体感が出て、さらに小顔の印象にもなりますよ。
ツヤ感とメリハリ感で、引き締まった印象に。
――大人の日焼け肌メイクで大事なポイントはありますか?
藤原:艶感のあるものを選ぶことと、顔にメリハリ感を作ることです。そうしないと「ただのテカリのある日焼け肌」になるし、間延びした印象になってしまいます。眉はグレイッシュブラウンがおすすめ。頬と眉をいつもより少しダークにするだけでメリハリが効いていきいきとし、引き締まった印象になります。こうして肌を仕上げたあと、明るいグレーのアイライナーを下まつ毛の根本に引くと、顔がパッと明るく見えます。ラインはキッチリと引くのではなく適当ぐらいの方がちょうどいいので、さっさっと引いて。その後、綿棒で軽くぼかして自然な感じにするといいですよ。
――ブロンズにゴールド、そしてシルバーに近いライトグレー、すべて夏の日差しに映えるアクセサリーのようなカラーですね。
藤原:「いつものメイク」の上に、ちょこっとこうしたカラーを加えるだけで、健康的な夏肌と小顔の印象が簡単に演出できるんです。ヴィヴットなカラーを使うわけではないので、誰にでも、どんなシーンにも合うし、大人の肌を上品に見せてくれるはず。日焼け肌メイクというと、「若い人向け」「バカンスメイク」といったイメージがあるかもしれませんが、大人の女性にこそ、普段の生活の中で気軽に楽しんでほしいです。「自分らしさ」を大切にしつつも、「いつもとちょっと違う自分」になって、短い夏を思い切り楽しみましょう。
メイクテクニックは下記の動画も参考に。