ミニマルに、スマートに。メイク直し、3つのきほん

おしゃれをして身軽に出かけたいホリデーシーズンは、メイクポーチもミニマルに。身近な3つのアイテムを使った、藤原美智子流のスマートなメイク直しテクニックをご紹介します。

これだけは常備したい。メイク直し「３種の神器」

―年末年始のパーティや旅行はメイクポーチもミニマルにまとめたいところですが、アイテムを厳選するのはなかなか難しいです。

 メイク直しは「どこをどう直すか」が大事で、それがちゃんとわかれば、アイテム数は自然と絞れるんですよ。口紅の塗り直しはしょうがないとして、下まぶた、小鼻まわり、ほうれい線がメイク直しの３大ポイント。それを直すには、綿棒、スポンジ、パウダーファンデーションがマストアイテム。どれも定番中の定番だけど、私にとってはないと不安になるくらい大切なものなので、密かに「メイク直し３種の神器」と呼んでいます(笑)。

―綿棒が「３種の神器」に入るとはちょっと意外です。

メイク直しにおいて綿棒は必需品！　綿棒には綿棒の働きがあって、ブラシでは代用できないんです。しかも、ドラッグストアなどでよく見かける、ごくごく普通の綿棒がベスト。細すぎると取れ過ぎてしまうし、太すぎると狙いたいところを狙えないから、普通の太さがちょうどいいんですよ。

撮影現場でも使っていた、3つのお直しテク

―まずは、綿棒で下まぶたのヨレを直す方法を教えてください。

綿棒は保湿クリームとセットで使うので、ポーチには小分けにしたクリームを入れておくといいですね。綿棒にごく少量の保湿クリームをとって軽くなじませたら、片方の手で目尻を押さえながら、綿棒で下まぶたの内側から目尻側へと優しく拭き取ります。そうすると目元を保湿しながら、ファンデーションのヨレやアイシャドウやアイライン、マスカラの滲みがきれいに取れるの。その後にパウダーファンデーションをまぶたの際に軽く塗ればOK。これはモデルの撮影でも使っていたメイク直しのテクニックなんです。

―続いて、スポンジを使った小鼻周りのお直しテクニックを。

 これも撮影現場でよく使っていたテクニックなんですが、まずは小鼻まわりの崩れや皮脂はスポンジで伸ばしながら取るの。こうしてきれいにした後、下まぶたと同じようにパウダーファンデーションを塗ります。

ーお直し用のスポンジは、どんなものを使うといいでしょうか。 

 朝ファンデーションを塗るときに使ったスポンジをそのままポーチに入れてもいいし、お直し用のスポンジをポーチに常備しておいてもいいですね。スポンジで大事なのは、大きさよりも厚み。厚みが少しあったほうが、きれいに簡単に直せるんです。ファンデーションブラシを使っている人もいると思うけれど、お直しはスポンジが一番便利だと思います。プロのヘアメイクアップアーティストにとって、スポンジと綿棒は絶対に欠かせない小道具ではないかしら。

―そうなんですね！　ほうれい線のヨレもスポンジでお直しできますか。

これも撮影でよく使っていたテクニックなんですが、スキンケアオイル１滴をスポンジに含ませた後、手の甲でトントンしてなじませるんです。それから、ほうれい線をトントンと軽く叩くようにすると、ヨレをふき取りながらも油分をプラスできるので、シワを目立たなくすることができるの。その後は同じように「パーフェクトシフォンファンデーション」を塗り直して完了。オイルはごく少量をよくなじませるのがポイントです。

パウダーファンデなら、メイク直しもきれい＆スマートに

―クリームやオイルで保湿しながらヨレを拭き取ると、きれいに直せるんですね！

 そうなんです。下まぶたのお直しは油分が多いとマスカラがにじみやすくなるのでオイルよりもクリームがおすすめ。目尻やほうれい線など乾燥してシワが寄るところは、しっとりするオイルがいいんです。皮脂の多い小鼻まわりはスポンジだけで大丈夫。保湿した後に何もしないとまたムラになってしまうので、パウダーファンデーションは必ず重ねてくださいね。

ーMICHIKO.LIFEの「パーフェクトシフォンファンデーション」は手のひらに収まるコンパクトなサイジングで、スキンケア効果もあるので、お直しにぴったりですね。

 リキッドやスティック、クリームなど、ファンデーションはいろいろな種類があるけれど、パウダーファンデーションが一番きれいかつスマートにお直しできると思います。「パーフェクトシフォンファンデーション」は、ふわっと軽いつけ心地でありながらカバー力もあるのだけど、付いているパフのスポンジ面で塗るとさらにカバー力が増すし、起毛面で塗るとふんわりとした印象に仕上がるんです。だから、朝のメイクも、メイク直しにも、これ1つでもOKなんですよ。今日紹介したメイク直しを参考に、ホリデーシーズンを美しく楽しく過ごしてもらえたらうれしいです。