女の顔をつくるもの。

9周年を迎えたMICHIKO.LIFE。藤原美智子がビューティーの枠を超え、ライフスタイルを発信し続ける理由を語ります。

人生が充実している人は内側から輝いている

長年ヘアメイクアップアーティストとして仕事をするなかで、著名人から一般の方まで数え切れないほどたくさんの人の顔に触れてきました。その経験から、確信をもって言えることが一つあります。それは、女性の顔をつくるのは、メイクやスキンケアだけでなく、日々の暮らしぶり、ひいては生き方そのものであるということ。もちろん男性についても同じことが言えるのですが、特に女性はライフスタイル(生き方)の充実度がわかりやすく顔に出ます。単に肌が美しいだけではなく、人生が充実している人は内側から輝くようなオーラがある。だから、ナチュラルメイクでも十分きれいなんです。トレンドを取り入れて美しさを更新することも大事ですが、その根本にある人間性や自信、魅力を引き出す小道具がメイクであり、ヘアであり、ファッションだと私は捉えています。

自分で自分に魔法をかけられるのがメイク

人生を充実させる努力をしたうえで、メイクで自分の魅力をさらに引き立てたり、自信をつけたり、気持ちを上げたりする。これは誰にとっても必要なテクニックだと思います。これまでに一般の方の変身企画もたくさん手掛けてきましたが、「もう歳だから」「美人じゃないし」と投げやりになっていた女性でも、似合うヘアメイクをすると目を輝やかせて鏡を覗き込むようになります。たとえメイクを落として着替えたとしても、帰り際の表情は別人のように生き生きしている。女性って本当に影響されやすいですよね(笑)。でも、それでいいんです。女性ならではの影響されやすさ、ノリの良さを活かして、自分で自分に魔法をかけられるのがメイクですから。MICHIKO.LIFEというブランドを通じて、自らきれいになろうとする思いに寄り添い、美容だけでなく、考え方や生き方を含めた美しいライフスタイルを提案したいと思っています。

女の顔をつくるもの。

「もう歳だから」「私なんか」は口にしない

私が思う美しい生き方とは、ポジティブであること。「もう歳だし」「私なんか」という言葉は言わないと心に決めています。ネガティブになることは誰だってあるけれど、短い人生、いつまでもクヨクヨと思い煩っていては時間がもったいない。どうしたらいいのかを考えて、小さくてもいいから行動に移していくことが大事。そうすれば自然とポジティブになるし、周囲からも生き生きとした人に見えると思うんです。

例えば、シワができて嫌だなと思うなら、シワが目立たないようにするためにどうしたらいいのかを調べ、試してみる。今は探そうと思えば、いくらでも方法論やアイテムが見つかる便利な時代。気になることは、どんどんトライすればいいだけですから。

なりたい自分を明確にして、暮らしから美しさを育む

何から始めればいいかわからない、途中で挫折してしまうという人は、「こうなりたい」という理想を考えていないか、逆に高すぎるのではないかなと思います。その場合は、身近な人を反面教師にするのがおすすめ。「あのようにはなりたくない」というサンプルを密かに集め“自分ごと”として、それを自分の中から消し去っていきます。そうするとぼんやりとしていた自分の輪郭が徐々にはっきりしてきて、本当になりたい姿が明確になるんです。でも、頭の中で考えているだけでは漠然としてしまうので、些細なことでもノートに書き出すのがおすすめ。そして、書き続けてくうちに、なりたい自分や、やるべきことが具体的に見えてくるのではないかしら。

ライフスタイルとは暮らしであり、生き方そのもの。日々考えていることや実践していることが、その人だけの生き方や美しさを育んでいくと私は考えています。MICHIKO.LIFEはこれからも、それぞれの人生に寄り添うライフスタイルブランドを目指していきますので、一緒に楽しく、美しい人生をつくっていきましょう。

女の顔をつくるもの。

Photo(Portrait):Sachiko Horasawa Text:Sachiyo Kamata

関連コラム

言葉の美しさは、顔つきに表れる。

藤原美智子が考える「言葉の美しさ」とは。