朝、ベッドから抜け出して、最初にすることは何ですか。
私は誰に言うともなく、「おはよう〜」と言いながら各部屋のカーテンを開けること。ちょっと変な人に見えるかもしれませんね(苦笑)。
起床はいつも5時前後なので、季節によってはまだ暗い朝もあるけれど、太陽とタイミングが合う時はカーテンを開けたついでに、しばしの間、目を閉じながら朝日を浴びるのを習慣にしています(冬季は太陽が昇った頃を見計らって)。


「朝から行動的になれるのには理由がある」

何故なら、太陽の光を浴びるとシャキッと目が覚めるし、朝からテキパキと行動できるからです。でも、これは何も精神的なことではなく具体的に、太陽を浴びることで夜の間眠っていた脳内の神経伝達物質のセロトニンが活発になるから。それによって活動の自律神経である交換神経のスイッチが押されて、‘やる気’や‘集中力’が出るからなのです。
さらにセロトニンが凄いのはそうした行動力だけでなく、精神を安定させる効果もあること。だから‘幸せホルモン’とも呼ばれています。こうしたセロトニンの効果にあやかるためにも朝日を浴びているというわけです。

それに日中、セロトニンを活発にさせるほど睡眠に重要なホルモンのメラトニンが増えるので夜、寝つきが良くもなります。つまり健康的でメリハリの効いた1日を送れるかどうかはセロトニン次第。‘早寝早起きは元気の元’と言われていますが、もう一つ加えるならば‘朝日を浴びるのは元気の元’とも言えますね。


「セロトニン不足の害とは」

逆に夜型で太陽の光を浴びない生活をしていると、イライラしやすくなったり集中力がなくなったり、あるいは寝ても疲れが取れなかったりするそう。確かに私が完璧な夜型で、撮影で1日中スタジオにこもっているような生活をしていた頃(13年以上前)は朝、「あー、疲れた〜」と言いながら起きていました(!)。

それにメラトニンには活性酸素を取り除いて体の老化を防ぐ抗酸化作用があるのですが、不規則な生活をしていて睡眠のリズムも崩れていたせいか、そうした効果は十分に得られていなかったかも。当時は生まれつきと思っていた乾燥肌は今思い起こすと、そうした生活による結果だったのだと思います。やはり日常は肌に表れるものですね。

「最近、ストレスが溜まっている」あるいは「なんか、ネガティブ思考になっている」という人は、もしかしたらセロトニン神経が弱っているかも。朝日だけではなく日中、日焼けしない程度でも(浴びすぎると紫外線によって活性酸素が増えてしまい、肌や体の老化は進行してしまいますので)セロトニン効果はあるようなので、思い当たる節のある人は太陽光を浴びることを意識的にしてみて。夏なら5分、それ以外の季節は10分〜20分でも効果はあるそうですよ。


「セロトニンを作り出す食べ物」

そうそう、セロトニンが作られるためには肉(レバー)や魚(マグロ)、乳製品(私は牛乳を飲むとお腹を壊すという乳糖不耐症ぎみなので、あまり乳製品は摂らないようにしているのですが)納豆や豆腐、アーモンドやナッツなどに含まれるトリプトファンという必須アミノ酸が必要なので、これらの食べ物も意識的に摂り入れてみてください。

こうしたセロトニンの重要性は数年前、脳生理学者の有田秀穂先生に雑誌の仕事で取材した時に教えていただきました。そして先生の著書「脳からストレスをスッキリ消す事典」(PHP研究所)をバイブルにしています。良かったら、こちらもチェックしてみて。とてもわかりやすく解説されていますよ。