1ヶ月ほど前、撮影中に「1年間毎日、乳酸菌を摂っていたら花粉症が治ったんですよ」という話しを聞き、花粉症歴7年の私は「えー?!それなら私も!」と取り敢えず、乳酸菌を手短に入手できるヨーグルトで試してみることに。そして、それと共に乳酸菌について少し調べてみようと思い立ち、何冊か本を購入してみました。
それでわかったのですが、乳酸菌しかり、その受け入れ先の腸の中に住み着いている「腸内細菌」しかり、その100兆以上いる腸内細菌たちの生態系のことを指す「腸内フローラ」が今、世界中の学者が研究を進めている分野だったんですね、知らなかった!

『乳酸菌と腸内細菌と腸内フローラ』

私が読んだのは、「乳酸菌がすべてを解決する」後藤利夫著(アスコム)、「腸内細菌のベストバランスが病気にならない体をつくる」佐々木淳著(KKロングセラーズ)、「腸内フローラ10の真実」NHKスペシャル取材班(主婦と生活社)の3冊。
それぞれの立場と見識によって微妙に異なる部分はありますが、共通しているのは‘腸内細菌’がとても重要な存在であるということ。それは一人一人のパートナーであり、体の中の‘もう一人の自分’とも言うべき存在であること。
そして、この存在が私たちの健康や美容にいろいろな効果をもたらしていることや心にも深く作用していることが研究の結果、次々と実証されてきているということです。
例えばガンや糖尿病といった病気から、肥満や皮膚のシワといった美容分野。あるいは人の性格やウツ病、ストレスにも影響しているといったことが判明されてきているのです。もちろん冒頭の花粉症にも効果があるということも。

『腸内細菌のエサは何かと言うと』

そして私が「へぇー!そうなんだ!」という驚きと共に現実みを感じたのは、そうしたいろいろな効果をもたらす腸内細菌のエサになるのは日々、わたし達が食べているものであるということ。つまり自分の食べるものが自分の腸内細菌を育てているというということです。
ところで腸内細菌にとって‘良いエサ’とは何か。それを3冊の中から一つずつピックアップすると(肝心のここが見識の分かれているところではあるのですが)、昔から「腸に効く」と言われている乳酸菌。誰しもが子供の頃に母親から「ちゃんと野菜を食べないとダメよ」と言われたことのある野菜、つまり食物繊維が多めの野菜。或いは、その野菜を育てるための健康な土壌細菌こそが重要であるということです。

でも、どんなに‘良いエサ’であっても摂り過ぎてしまっては腸内細菌たちのバランスが崩れてしまう。つまり生態系(腸内フローラ)が崩れてしまうというのは一致していること。これもまた大昔から言われている、「バランス良く食べることが大事」というのは科学的にも本当のことだったのですね。
例えば乳酸菌が良いと言っても、持っている菌というのは人種や人によっても違うらしいし、一種類の乳酸菌を大量に摂ってしまうと腸内環境のバランスが崩れてしまうかもしれない。
または痩せるには野菜を摂ることが大事と言われているけれど何故、大事なのかと言うと、ただローカロリーでお腹を満たすからだけではないそう。「腸内フローラ10の真実」の本には、「肥満を防いでいるのは腸内細菌が作る‘短鎖脂肪酸’であり、それを作る細菌は野菜などの食物繊維が大好物」と書かれています。つまり私たちは肥満に効く細菌のために野菜を食べているということです。もちろん食物繊維は消化力を要するので‘ほどほど’が大事です。

ということで以前から「バランスの良い食事」は意識していましたが、自分が食べているものが自分の腸内細菌たちを育てていると知った今、「一人の身体ではないものね」と思うようになり(笑)、食べることに責任感や目的意識も出てきて、より食べることが楽しくなりました。

『ヨーグルトとエクオール』

でも、そう言っても「乳酸菌が良い」と聞けば、「あのヨーグルトが良いかな?それとも、この菌が良いかな」などと期待を込めながらヨーグルトをアレコレ食べたくなる。「‘エクオール’という物質が、肌の健康を保つことが科学的に確かめられた」と知ると、「どれどれ確かめてみようかな」と思ってしまう私(苦笑)。
でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」を意識しつつ、何かしらの効果を期待するのも楽しいこと。この‘楽しい’という感情は腸にとっても良いエサになるので、それだけでも効果がある・・・はず!

写真に撮ったのは今、そんな風に効果を楽しみにしながら摂っているヨーグルト「有機牛乳で作った 手作り牧草のヨーグルト」(松本牧場)と、大豆と乳酸菌で作られたエクオール「エクエル」(大塚製薬)。
「手作り牧草のヨーグルト」はいろいろと食べた中で一番、お腹の調子の良さを実感した(つまり、この菌が私には足りていなかった、もしくは合っていたということでしょうか)のと美味しかったから。400gぐらい入っているのですが、これを5日間ぐらいで食べるのが私には合っている量のよう。
そうそう、腸内細菌が良好な場合はウンチの形がバナナ状で水に浮いているそう。それを見て「この乳酸菌は自分に合っているかどうか」の判断方法の一つにしています。

もう一つの‘エクオール’と言うのは、美肌効果に繋がると言われている物質。このエクオールのエサとなるのは大豆であり、大豆そのものに含まれているイソフラボンよりも効果の高いスーパーイソフラボンに変えるという物質です。このエクオールが入ったサプリメントが「エクエル」(大塚製薬)。
でも実はエクオールを作る腸内細菌を持っている人もいれば、残念ながら持っていない人もいるらしいのです。インターネットの「エクエル」の商品コメント欄を見てみると、「効いた」と実感している人と「効果がわからない」という人がいますが、効果を感じたという人はエクオールを作る腸内細菌は持っているけれど、食生活に味噌とか醤油、豆腐、納豆などの大豆食品が足りていなかったからと言えるでしょうか。
いずれにしろ試してみないと自分が果たしてエクオールを持っているのか、普段の食生活に大豆食品が自分に足りているのはわからない、ということで摂取してみることにしたと言うわけです。

どちらも自分の個性でもある腸内細菌のバランスを崩さないためにも‘ほどほど’というスタンスで、そして自分の反応を客観的にチェックしながら、より良い個性に育てていきたいなぁと思っています。何しろ、良く育つのもそうでなくなるのも自分しかいないのですから、責任重大!