藤原美智子流・クリスマスの過ごし方
もうすぐクリスマス。ツリーの飾りつけやプレゼント選び、料理の支度など、慌ただしくもワクワクする時期。藤原美智子流のクリスマスの過ごし方をご紹介します。
思い出のオーナメントを飾り、ふたりで点灯式&料理を。
――美智子さんは毎年クリスマスをどのように過ごしていますか?
ここ十数年は、下田の家で過ごすのが定番になっています。友達を呼んで賑やかにパーティーをする年も、家族でのんびり過ごす年もあるけれど、飾りつけは毎年張り切るの。遠足のおやつを準備している時と同じで、クリスマスも飾りつけをしている時が一番ワクワクして楽しいのかもしれませんね。
――クリスマスの飾りつけのこだわりはありますか?
下田に家を建てた当初は生のもみの木を飾っていたのだけれど、設置や片付けがなかなか大変で(苦笑)、最近はプラスチック製の大きなツリーを愛用しています。オーナメントは20年ぐらい前から海外の雑貨店や蚤の市などで買い集めていて、今年も夫がイギリスに行ったときに素敵なオーナメントを買ってきてくれたので、それも飾りつけするのが楽しみ! 食器やカトラリー、ジュエリーと同じように、オーナメントも少しずつ買い集めていくと思い出が増えて楽しいですよね。クリスマス小物って流行り廃りがないし、かさばらないから、お土産にもぴったりではないかしら。
photos : Michiko Fujiwara(@michiko.life)
――オーナメントの数だけ思い出があるって素敵ですね。ライトアップもしますか?
もちろん! ツリーや庭先にライトを飾ったら、最後に“点灯式”をするのが我が家の恒例行事なんです。夫と一緒に「せーの!」でスイッチを入れるだけなのだけれど(笑)、「クリスマスがやってきた!」という感じがして、とてもワクワクします。
――料理も旦那さまと一緒にされるんですか?
メインシェフは夫で、私はスーシェフです。ケーキは友人が遊びに来た時しか用意しないけれど、ターキーかチキンは毎年必ず焼きます。庭のハーブなどをぎゅうぎゅうにスタッフィングして、周りにもたくさん散らすのがこだわり。オーブンで焼いていると、すごくいい匂いがするの!
乾杯はノンアルシャンパン、ギフトはリクエスト式でスマートに。
――クリスマスといえばシャンパンですが、美智子さんはお酒を飲まれないですよね?
私は7年前からお酒を飲まなくなったので、ノンアルコール・シャンパンで乾杯しています。最近のノンアル・シャンパンはとてもおいしくて「本当にノンアル!?」と、思わずラベルを確認してしまうほど(笑)。シャンパングラスに注いで飲むと、さらにおいしく感じられるし、気分も華やかになります。
――ご夫婦でプレゼント交換はされますか?
プチギフトを互いに贈り合っています。ルームシューズやセーター、マフラー、手袋などが多いかしら。サプライズも素敵だけれど、負担や無駄になるのは嫌なので、何が欲しいか直接聞いてから贈るようにしています。欲しいものが特になければ、クリスマスにこだわらず、欲しいものがあるときにプレゼントするようにしています。ロマンチックさには欠けるけれど、わが家としてはこちらの方がスマートかなって(笑)。
――以前お伺いした「美智子流ギフトの極意」ですね!
おいしい思い出、華やかな思い出。クリスマスはいつも特別。
――最後に、心に残っているクリスマスの思い出があればお聞かせください。
子供のころのクリスマスの楽しみといえば、なんと言ってもアイスケーキ! アイスは昔から大好きで、暖かい部屋の中で、可愛くて大きくてつめた〜いアイスケーキを食べるのが至福のひとときでした(笑)。クリスマスはだいたい国内で過ごしているのだけれど、以前仕事で行ったニューヨークで本場のクリスマスを体験できたこともいい思い出。ロックフェラーセンターの巨大なクリスマスツリーにスケートリンク、サックスフィフスアベニューというデパートの壁一面を飾るイルミネーション……スケールが大きくて華やかで心が躍りました。いつ・どこで・誰と過ごしてもクリスマスは特別! 今年はどんなクリスマスにしようかしら。いくつになってもクリスマスは、ワクワクしますね!