MICHIKO.LIFE開発秘話
「エッセンスブロウペンシル」で、いつでも誰でもきれいな眉に
MICHIKO.LIFEのメイクアイテムで最初にデビューしたのが「エッセンスブロウペンシル」。抜群の描きやすさとナチュラルな仕上がりでファンを増やし続ける、ロングセラーアイテムです。藤原美智子さんの美眉へのこだわりが詰まった開発秘話をお届けします。
眉一つで垢抜けるから、欲しい要素を一本に
──藤原さんは「眉は印象の8割を決める」とたびたび仰っていますよね。
そうですね。私は眉を“目の額縁”と捉えていて。眉を自然に美しく描けると目元がいきいきして見えるんです。これまでヘアメイクアップアーティストとして一般の方をモデルにしたメイク企画もたくさん担当してきましたが、眉を整えてあげるだけで皆さん一気に垢抜けて、「こんなに変わるんですね!」って感激してくださいました。でも、同時に「自分できれいな眉を描くは難しい」という言葉もよく耳にしてきたので、誰でも簡単にきれいな眉を描けるアイブロウペンシルを作りたいとずっと思っていたんです。
──パウダーアイブロウではなく、ペンシルにしたのには理由がありますか?
パウダーはブラシに含ませる量の加減が難しくて、ベタっとなりがち。だから、迷わずペンシルにしました。でも、細いペンシルだと安定感がないし、太いと細かい部分が描きにくい。安定感があって、太くも細くも描ける形状にこだわりました。そして、描いた後は絶対にぼかしが必要だからスクリューブラシも付けたい。描きやすい芯をいつでもキープできるようにシャープナーも欲しい。年齢と共に細くなったり、抜けやすくなったりする眉毛をケアする成分も配合したい……! という感じで、美眉のために欲しい要素をこの1本に詰めこみました。これはもう一石五鳥くらいあるんじゃないかしら(笑)。
腕の動きに合わせた形、自眉になじむ色味
──描きやすさと自眉のようなふんわり感を両立するのが、この絶妙な硬さのソードカット芯なんですね。
自分で眉を描く時って腕の角度が斜めになるでしょう? だから芯も斜めにカットしてピタッと肌に密着して安定するようにしました。しかも、この形なら太く描きたいところは斜めに、細く描きたいところは横にして、毛と毛の間を埋めたい時は先端を使って、というふうに、描きたい線を自在にコントロールできるんです。
──この形のヒントになったものはありますか?
思い返してみると、私がヘアメイクを始めた20代の頃は、アイブロウペンシルの代わりにエボニーというスケッチ用のペンシルを使っていて。画材屋さんで買ってナイフでこういう形に削っていたの。そうした経験が開発のヒントになった部分はありますね。
──色は、日本人の眉色に合うナチュラルブラウンとナチュラルグレイの2色のみです。
眉を描く時は、自眉そのものがきれいに見えることが大切。このどちらかを選べば、誰でも絶対にきれいな眉になれる色味にこだわりました。ちょっとした硬さと色の違いで仕上がりが変わってしまうから、本当に発売ギリギリまで微調整を繰り返してましたね。
色選びと、ぼかし。これさえ抑えれば難しくない
──どちらの色が自分に合うか、選ぶ時のポイントはありますか?
自眉の毛の硬さに合わせて下さい。眉毛が硬い人はグレー、眉毛が柔らかい人はブラウンを。年齢を重ねて眉毛が減ったり柔らかくなったと感じる方もブラウンを試してみてください。
──アイブロウペンシルの色は髪の色に合わせるものだと思い込んでいましたが、違うんですね!
それって、多くの人が誤解していることなんです。カラーリングした髪の色にアイブロウペンシルの色を合わせてしまうと、自眉の色との差が出てしまうので描いても効果は出ないし、ナチュラルな印象にもなりません。まずは、自眉の色に合わせたアイブロウペンシルを使って眉毛と描いた部分がなじむように作る。そのうえで必要なら眉マスカラを使って髪の色と合わせればいいの。あと他にもよくある誤解は、「淡い色を選べばナチュラルになる」というもの。描いたあとにたくさんぼかせば柔らかい印象になるし、ぼかしを少なくすればシャープな印象になるんですよ。
──自眉の色に合わせる。描いた後はぼかす。時代や流行に左右されない、眉メイクの「きほんのき」ですね。
最近はナチュラルな太眉が流行っているけれど、張り付けたような印象になってしまっている方が多くて、もったいないなって。アウトラインをぼかすだけで、ぐっとナチュラルになります。こうしたひと手間が大事なので、スクリューブラシも簡単に自然にぼかせる太さにこだわっているんです。このペンシルで是非、「きれいな自眉」のような印象の眉を目指してみてください。