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旬と知性を、バランス良く。 大人に似合う、淡色アーチ眉。

旬と知性を、バランス良く。  大人に似合う、淡色アーチ眉。

 

今季トレンドの“淡色アーチ眉”。大人の女性に似合う自然な淡色アーチ眉を描くポイントや眉マスカラの使い方、若々しい目元を作るための眉ケアについて藤原美智子が語ります。大人のトレンド眉を失敗させないコツとは。

 

 

“色”は自分に似合う定番。“形”で流行のエッセンスを取り入れて

――少し前まで、太めの平行眉が流行っていたかと思ったら、いつの間にかトレンドは淡くて丸みを帯びた眉に変化しています。

流行には必ず飽きがくるので、その反動でしょうね。でも、以前にもお話ししたように、大人が流行を取り入れながらも美しくあり続けるためには“定番と流行の比率”が大事。例えば人それぞれだけれども、40代なら6(定番):4(流行)、50代なら7(定番):3(流行)といったように、年齢によって定番の比率を増やしていく方が、大人ならではの旬と知性が醸し出せるんじゃないかなと思います。

――美智子さんが提唱し続けている“美しさの黄金比率”ですね。

トレンドの“淡色アーチ眉”を取り入れたいという大人の女性に、まず気をつけてもらいたいのは“色”なんです。眉毛の“淡色”はいわゆるブラウンになるのだけれど、ブラウンと一口に言っても、黄味のあるブラウン、ベージュ寄りのブラウン、赤味のあるブラウン、黒に近い深めのブラウンと、いろいろ。その中で、大人の女性に避けてもらいたいのが、黄みのあるブラウンとベージュ寄りのブラウン。この色で眉を描くと疲れた印象になって、一気に老け見えしてしまうの。だから、アイブロウの色は黄味すぎず、赤味すぎず、その中間にある“定番のブラウン”を選んでもらいたいんです。

――ブラウンって奥が深いんですね。

そうなの。手前味噌にはなるけれど、MICHIKO.LIFE「エッセンスブロウペンシル」のナチュラルブラウンは、大人の女性をいつでもきれいに魅せてくれる“定番のブラウン”だと自負しているし、そうなるように徹底的にこだわって作った色味なんです。眉の色は自分に似合う“定番”でいいとして、どこにトレンドを効かせるかというと“形”です。定番のブラウン色でアーチ眉を描けば、大人でも無理なく流行を取り入れることができるの。つまり、“色”ではなくて“形”で流行を取り入れる。それが眉メイクを失敗させない最大のコツです。

 

アーチ眉を描くのではなく、いつもの眉を“アーチ風”に描いてみる

――アーチ眉を描くときのテクニックがあれば教えてください。

実は、アーチ眉というのは、ここ数年続いた太くて直線的な眉よりもテクニックとセンスを必要とする形なんです。アーチの位置がちょっとでも眉頭側にズレると “困ったちゃん風”の情けない顔になってしまうし、眉尻側にズレると“デビル風”の怖い顔になってしまうの()。それに、年齢を重ねるとまぶたのハリがなくなって目と眉の間が離れてしまうでしょ? それなのに、さらにアーチ型に描くと、余計に離れてしまって間の抜けた印象になってしまうことに。だから、アーチ眉と言っても、全体的にアーチを描こうとするのではなく、いつもの眉にちょっとだけ曲線を加えるぐらいにとどめたほうが失敗が少ないと思います。

―ちょっとだけ曲線を加える描き方、ぜひ知りたいです!

眉頭をいつもよりちょっと下から描き始めて、眉山の左右を少し丸く描く。これだけで眉全体が“アーチ風”に見えます。描いたあとはいつも通り、必ずスクリューブラシの方でエッジの部分を軽くぼかすことも忘れずに。このひと手間で自然な仕上がりになりますので。

毛流れやカラーでほどよい変化を。日頃のケアでいきいきとした眉に

――鏡を見ながら少し練習するといいかもしれないですね。どうしても、上手にアーチ眉を描けないという場合は、どうしたらいいでしょうか。

アーチ眉を描くのが難しいという方は、眉をいつも通りに描いた後、透明の眉マスカラで毛流れをアーチ風に整えるだけでも変化がつけられますよ。眉頭から眉山にかけては意識的に斜め上に毛流れをつけて、眉尻は斜め下に毛流れを整えてみてください。

――眉の色が黒くて濃い方の場合、淡色眉にするにはどうしたらいいでしょうか。

地毛に合う色のペンシルで眉を描いた後、黄味や赤味の強くないブラウン色の眉マスカラを塗って、毛の色を変えるといいと思います。ベースとなる眉の形は地毛の色に合うペンシルで描いて、表面の毛だけをブラウンに変える。これが浮いて見えないポイントです。

――年齢を重ねると眉毛の薄さやまぶたのたるみなどが気になったりしますが、美智子さんは何か眉毛ケアはされていますか。

眉毛のボリュームに関しては、育毛効果のある美容液でケアしています。「エッセンスブロウペンシル」には肌にうるおいとハリを与える美容液成分が入っているので、眉毛を描くと同時にスキンケアもできて便利ですよ。他には、スキンケアのついでに眉毛を上下から指で挟んでマッサージするのも日課。凝りがほぐれると目元の印象がパッチリするし、目の疲れも取れて一石二鳥です。眉のエイジングケアはしっかりしつつ、トレンドには闇雲に乗らず、似合うポイントを見極めて賢く取り入れる。いつもとちょっと違うという“差異”を見つけることが、大人のトレンドメイクにおけるエッセンスだと思います。

 

Photo:Sachiko Horasawa
Text:Sachiyo Kamata

 

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