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庭も肌も心も。日々の手入れで美しく

庭も肌も心も。日々の手入れで美しく

 

連日の暑さで、物事に取り組むモチベーションが下がりがちな時期。お世話上手で知られる藤原美智子が手入れをすることの大切さと、続けるコツを語ります。

 

 

機嫌良く美しくありたいなら、自分自身にも手入れを

 

――美智子さんの花を活ける手さばきは華麗で、思わず見惚れてしまいます。高校生の頃に華道を習われていたそうですね。

高校生の頃にふと華道に興味を持って、学校帰りに草月流の華道教室に通っていたんです。ヘアメイクの仕事をはじめてからは花束をいただく機会も多くて、家の中には常に花がありました。50歳の時に自分の庭を持ってからはガーデニングもする生活になりましたね。

 

――ガーデニングというと、どこか優雅なイメージがあります。

とんでもない(笑)! ガーデニングって実際は肉体労働なの。特に夏は水やりと草とりに追われて、もう大変! それでも、庭の手入れをしていると、時々息を飲むくらいきれいな瞬間に遭遇するの。その色や香りを五感で感じることができる、それがガーデニングの醍醐味ですね。一瞬の美しさを味わうために一生懸命お手入れをしている感じです。

何事も「育てる」ということは大変で、責任を伴うこと。それは美容にも通じていて、やっぱり女性の美しさは手入れをしなければ、それ相応になってしまいますものね。いつまでも機嫌良く美しくいたいなら、やっぱり自分自身もしっかり手入れをしないといけないなと思います。

 

気持ちよりも先に行動。オンとオフのメリハリをつけて

 

――手入れなしに美しくあり続ける方法はない、と。

プロに任せるのもいいけれど、毎日というわけにはいかないから、日々の手入れは面倒くさがらずに自分でやるしかないんですよね。それは、美容もガーデニングも同じだなって、いつも草むしりしながら思っていて()

面倒だなと思うこともあるけれど、その気持ちは時間とともにどんどん増していくだけなので行動あるのみ。そうすると気分が乗ってくるし、やった分だけ必ずきれいになる。だから楽しくもなるんですよね。何となくだらだらとやるよりも、休む時は「何もしない!」と決めてしっかり休んで、やる時はしっかりと集中してやる。時間や範囲を決めたりしてメリハリをつける方法がおすすめです。

 

――メリハリをつけるのって、簡単そうで難しいですよね。

 私も昔はメリハリをつけるのが下手で、一日中とにかく突っ走って夜寝るときだけスイッチを切る、そんな生活をしてたんです。でも、30代後半のある日の夕方、車を運転してたら、目の前にとてもきれいな夕日が広がっていて、そのまま首都高に吸い込まれるように乗っていたの。高速を走りながらずっと夕日を追いかけていたら、いつの間にか湘南の海にたどり着いていて。そんなこと初めてだったから自分でも驚いたけれど、その時にメリハリをつけることの大切さに気づいて、意識的にオフの時間も取るようになりました。

 

自然に目を向け、肌を労り、力みを緩める

 

――日々忙しさに追われていると、自然の景色に目がいかなくなります。

目の前のことに一生懸命だと、どうしても視野が狭くなりますものね。そうすると、例えば自分の気持ちが頑なになってしまったり、眉間にシワが寄ってしまったり、ということも。

だから、メンタルケアとしても美容としても、意識的に視線を遠くに向けて、力みを緩めることって大事だなと思います。目につく場所に花やグリーンがあると、視線や意識を切り替えるきっかけにもなるのでおすすめ。植物の手入れが難しければ、花を飾るとか小さな観葉植物を置くとか、無理のない範囲で、自分なりの癒しを見つけることが大事だと思います。

 

――うだるように暑い日が続くと、肌のお手入れも億劫になりがちですが、面倒と思わずに手入れをすることが大切ですね。

これだけ暑いと入浴せずにシャワーだけで済ませたり、クレンジングや洗顔もパパッと済ませたくなる日もあると思いますが、汗や皮脂による毛穴汚れが気になる夏こそ、クレンジングや洗顔は大切。それに、きちんと肌の手入れをしていると、自分自身を労る気持ちが生まれてきて、リフレッシュにもつながるんです。

MICHIKO.LIFE「フェイシャルクレンズ」はマッサージしやすいテクスチャーに仕上げているので、メイク落としをパパッと済ませがちな方も肌を労るようにていねいに洗えると思います。「クリアペースト」は肌に優しい石鹸ベースなのに汚れがきれいに落ちるのを実感できるせいか、女性だけでなく男性にも人気です。私は、洗顔ついでに肘や膝など、ちょっとゴワゴワして気になるところにも使っています。

うだるような暑さも、あと少し。バカンス終わりの夏枯れ肌をきちんとお手入れして、しっとりとした秋を迎えましょう!

 

 

Photo:Sachiko Horasawa
Text:Sachiyo Kamata

 

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