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エイジングが楽しくなる、「考える美容」のすすめ。

エイジングが楽しくなる、「考える美容」のすすめ。

 

今年も残すところ、あと1ヶ月ほど。月日の流れの早さに驚くとともに、また一つ歳を重ねることへの戸惑いも……。エイジングに悩む大人世代に向けて、藤原美智子が提案するのは「考える美容」。視点を変えることで、自分らしい素敵な年の重ね方が見えてきそうです。

 

好奇心と謙虚さが、いきいきとした表情を生む。

 

――美智子さんはエイジングケアについて、どうお考えですか?

藤原:エイジングケアの化粧品や美容医療って日々進化していて、どんどん身近になってきていますよね。それらをうまく取り入れて効率よくきれいになることは、今の時代を生きる私たちにとっては自然な流れかなと思います。でも、私が一番大事にしているのは、折に触れてお話ししているように「毎日をいきいきと過ごす」ということ。好奇心を持って何かを学んだり、新しいことにトライしたりする姿勢も、エイジングケアの一つだと考えているんです。

 

――美智子さんも英語の勉強やバレエなど、新しいことにトライしつづけていますよね。

藤原:心から楽しんだり、脳に刺激を与えたり、視野を広げたりすることって、いきいきとした美しさを作る、とても大事な要素だと思っています。美容には、姿形や質感といった「物理的な美しさ」だけじゃなくて、表情や雰囲気ににじみ出る「内面の美しさ」というものがあって、好奇心旺盛でいる時は目の表情がいきいきとしているでしょ? それに、いくつになっても、どんな立場になっても、学ぶことで、人は謙虚でいられると思うんですよね。大人になるとなんでも知った気になりがちだけど、謙虚さや恥じらいが失われると、女性らしい魅力って減ってしまう気がします。

 

「朝型の顔」と伸びた背筋で、若々しい印象に。

 

――好奇心や謙虚さ以外に、エイジングにとって大切なエッセンスってなんでしょうか?

藤原:ライフスタイルでいうと、やっぱり「夜型」よりも「朝型」の方がいいんじゃないかなと思っています。私自身、典型的な夜型から朝型に変えたことで肌の質感が明らかに変わったし、人には「朝型の顔」と「夜型の顔」というのがあって、前者の方が若々しい印象になると身をもって感じています。

 

――いきいき感のためには「めぐりを良くする習慣」も大事ですよね。

藤原:本当にそう思います。お風呂で体を温めたり、マッサージで顔のコリを取ったり、ストレッチで体の硬さを取ったり……。そうした血流をよくする習慣を私は朝晩のルーティンに組み込んでいます。ただ、私は12回湯船に浸かるし、熱い湯が好きなので、皮脂が失われがち。体を洗うときは軽くさっと石鹸で洗って、皮脂を取りすぎないようには気を付けていますね。あと、体の使い方で意識しているのが、肩甲骨。日々パソコンやスマホを使っていると、どうしても肩甲骨が固まって姿勢が悪くなったり、顔のたるみにつながったりしてしまうんですよね。それに姿勢って遠くから見たときに、印象を決める重要な要素ですからね。

 

「寄り」ではなく「引き」の視点で、見つめ直す。

 

――姿勢ってつい気を抜きがちですが、見た目の印象を大きく左右しますね。

藤原:やっぱり美しさってトータルバランスが肝心だと思うんです。エイジングケアっていうと、シミとかシワとかたるみとか、一つ一つの悩みにフォーカスしがちだけれど、ぐっと引いた視点で、自分自身の姿を見ることも大事。そうすると、一番きれいに見えるバランスがわかってくるんですよね。自分の体型・体質・肌質・気質をじっくりと見極めて、いろんなアイデアやアイテムから自分に合うものを取り入れていく。それには知性や経験が必要だから、大人になればなるほど必然的に「考える美容」になっていくと思うんですよね。

 

――エイジングケアとは、「考える美容」である、と。

藤原:若いときはみんな肌にハリがあるし、髪も丈夫だし、少々ダメージがあっても寝れば回復しちゃうから()、そこまで考える必要がないのよね。まだまだ人生経験も少ないし、ライフスタイルも大きく違わないから、個人差もあまりない。でも年を重ねるごとに人それぞれのライフスタイルは違ってくるし、個人差もどんどん広がっていく……。私は27歳くらいからが、大人の美容の始まりだと思っているんですが、正解も一つじゃなくないからこそ、「考える美容」って年を重ねるほど楽しくなるんです。どんどん自分の頭と肌で考えて、実践して、いきいきとした毎日を送っていきたいですね。

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