大人のハロウィンはメイクで冒険を。

もうすぐハロウィン。コスチュームやメイクなど、藤原美智子が自身の楽しみ方を語ります。

仮装はわかりやすさが大事。プチプラで思い切って

―――美智子さんは毎年ハロウィンをどのように過ごしていますか?

最近はちょこっとカボチャのモールを飾りつけするくらいだけれど、以前は近所の子どもたちにトリック・オア・トリート用のお菓子を用意したり、友だちと集まってハロウィンパーティーをしていたこともありました。友だちがセーラー服の仮装を買ってきて、「美智子さんはこれね!」って渡されて、その場のノリで着てみたことも(笑)。今となっては、いい思い出です。

――美智子さんの仮装姿、貴重ですね。

いい大人が仮装なんて恥ずかしいと思う人もいるかもしれないけれど、やってみると案外楽しいの。最近はプチプラでもいろいろな仮装アイテムが揃うし、ハードルはそれほど高くないと思います。1日限りのイベントだし、せっかくなら思い切り楽しむことが大事! 普段着なのか仮装なのか見分けがつかない控えめなものだと周りも反応しにくいので(苦笑)、ひと目で「ハロウィンの仮装ね」って周りにわかってもらえるくらい思い切った方がいいんじゃないかなと思います。

変身願望をかなえて、自分も周りも楽しく

――遊び心を持っている大人って素敵ですよね。


まだ日本でハロウィンが全然知られてなかった頃、パリのレストランでドラキュラと魔女の格好をした熟年のご夫婦がお食事しているところを見かけたの。ハロウィンの仮装は知らなくてびっくりしたけれど、堂々と仮装を楽しむ姿がとても素敵でした。自分たちはもちろん、周りの人も楽しませようというサービス精神があるのかもしれませんね。日本人は恥ずかしがり屋さんが多いけれど、誰にでも変身願望ってあると思うの。ハロウィンのようなイベントは冒険しやすいし、年に一度はいつもと違う自分になりきると新鮮な気持ちになれるんじゃないかなと思います。

夜のメイクで、自分の殻を破る

―――ハロウィンはメイクも少し冒険できそうですね。

血のりや黒リップを使った本格的なハロウィンメイクはハードルが高いけれど、普段のメイクをちょっと大胆にしてみるのはいいんじゃないかしら。アイラインを思いっきり跳ね上げてみるとか、眉毛をいつもの倍くらい太く描いてみるとか。友だち同士や親子で一緒にするのも楽しいと思います。ハロウィンに限らず、夜のメイク落としの前に思い切りメイクをしてみるのもおすすめ。

―――メイクのマンネリ打破にも上達にもなって一石二鳥ですね!

たまに思い切りメイクしてみると、「今の自分にはこれぐらい濃いメイクの方が意外と似合うかも」とか、いろいろと発見があると思うの。失敗してもメイクは落とせば済むだけのこと。誰に迷惑をかけるわけでもないし、自分の殻を破って新しい自分を見つけるするきっかけにもなるはず。それがまた日常にエネルギーを与えてくれるんじゃないかなと思います。

ご紹介したアイテムはこちら:「メイクコントロールライナー」「エッセンスブロウペンシル」

Text:Sachiyo Kamata