うねり、白髪、ボリュームetc. 美智子流・髪のエイジングケア。

うねり、白髪、ボリュームダウンなど、年を重ねるごとに増える髪悩み。藤原美智子が髪のエイジングに対する考えとケア方法を語ります。

頭皮マッサージで凝りをほぐして、うねりをケア

――加齢による髪のうねり。美智子さんはどんな対策をしていますか?

加齢によるうねり髪は、頭皮のたるみによって毛穴がゆがんで、髪の毛がまっすぐに生えてこないことが原因だとも言われているの。だから、ある程度仕方のないことだとは思いつつ、セルフマッサージで頭皮をほぐすようにしています。習慣化するには夜のお風呂上がりがおすすめ。呼吸に合わせて優しく頭皮全体をマッサージすると気持ちいいしリラックスできるし、続けているうちに頭皮がやわからかくなってきているのを実感できます。

――頭皮マッサージなら、すぐにでも取り入れられそうですね。

それに、頭皮に繋がる首や肩の血流を良くすることも大事なので、マッサージやストレッチで首や肩の凝りをほぐすことも意識しています。最近はうねりをケアするシャンプーも販売されるようなので、そうしたアイテムを利用するのもいいかもしれないですね。

うねりを活かしたウェーブヘアと、全身バランスに合うまとめ髪

――美智子さんはきれいなウェーブヘアですが、パーマではないそうですね。

そう、もともとのクセや加齢によるうねりを活かして、ウェーブを作っているの。やり方はすごく簡単。髪を洗った後にドライヤーを軽くかけて生乾きの状態の時に、毛束をクルクルねじってヘアクリップで留めてそのまま自然乾燥させるだけ。ほどくとクセがきれいなウェーブヘアになっているの。ものは使いようね(笑)。

――そのウェーブヘアを下ろさず、一つに束ねるのが美智子さんのスタイルですね。

髪を束ねた方が自分らしいと思うし、何より夏はスッキリして涼しい(笑)! くせ毛だし、何もしないとぶわっと広がってしまう毛質ので、切るとしても1つに束ねられる髪の長さにしています。

――年齢を重ねると髪のボリュームを出すことに意識を向けがちですが、すっきりさせた方が似合う場合もありますよね。

髪型は年齢に関わらず、その人に似合っていれば何でもいいと思うのだけれど、自分の毛質にあった髪型だと楽ちんだし、無理なくきれいに整えられますね。あと、ヘアスタイルは全身のバランスを見て決めることがとても大事! 日本人女性は背が低くて、年齢を重ねると上半身が痩せていく人が多いから、長さもボリュームもあるヘアスタイルだとバランスが取りにくいんじゃないかしら。

美容院は半年に一度。ホームカラーとヘアマスカラで白髪カバー

――白髪染めに関してはどうしていますか?


美容室には半年に1回くらい行って全体を染めてもらうけれど、伸びてきた分はホームカラー剤を使って自分で染めています。最近はホームカラー剤もすごく進化していて手軽だし、きれいに染まるの。私は月に一度美容院に通うよりも、日常のすきま時間にホームカラーする方が自分の性格やライフスタイルに合っているなと感じるの。そして、白髪が少し伸びてきた時にはヘアカラーマスカラで部分的にカバーしています。

――髪のエイジングケアアイテムも豊富になってきていますよね。

そうなのよね。シャンプーやカラー剤の種類も豊富だし、ストレートパーマやヘアアイロンという手段もある。いろいろ試して自分に合うものを見つけてみて。あと、セルフケアとしては血流と栄養も大事。規則正しい生活をして、栄養のあるものをバランスよく食べること。結局、髪にいいことも、肌にいいことも同じかなと思います。「昔は良かった」と嘆いても状況は変わらないので、エイジングケアは具体策を考えて行動するのみ! 楽しみながら大人の髪悩みを解消していきましょう!

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Photo:Sachiko Horasawa Text:Sachiyo Kamata